①.【カロリーコントロール~痩せるために重要な3つの条件~】

体脂肪を落とすための絶対条件は、消費カロリー>摂取カロリーで生活すること。
脂肪1kg落とすのに7,200kcal消費する必要があります。
例えば、1,500Kcal摂取して1,740Kcal消費する生活を続けた場合、約1ヶ月後に脂肪が1kg落ちる計算になります。(−240kcal×30日=−7,200kcal)
一日どれくらいの消費カロリーなのかを把握して、継続できる範囲の摂取カロリーを設定することで目標を達成しやすくなります。
基本的には設定したカロリーを守れば体脂肪は落ちていきますが、むくみや生理周期によって体重が落ちなかったり、むしろ増えたりすることもよくあります。
体重計に表示される体重と体脂肪量の低下は別物と考えるようにしましょう。
②.【筋トレ~痩せるために重要な3つの条件~】

冒頭で説明したように、ダイエットでは消費カロリーを大きくする必要があります。
消費カロリーとは、身体が活動をする際に消費するエネルギーの量を指します。
このエネルギーは、日常生活や運動、身体が基本的な機能を維持するために使うエネルギーとして消費されます。
消費カロリーは3種類あります。
1.基礎代謝
安静にしている状態で身体が生命活動を維持するために消費するカロリー。
簡略すると、何もしなくても消費するカロリー。
- 活動代謝
筋トレや有酸素運動、日常生活によって消費されるカロリー。
3.食事誘発性熱産生
食事を摂った際に消化や吸収されることによって消費されるカロリー。
1.[基礎代謝について]
基礎代謝は筋肉量に比例します。
筋肉は脂肪よりも多くのエネルギーを消費するため、筋肉量が多ければ基礎代謝も高くなり、結果的に痩せやすい身体となります。
また、睡眠不足は基礎代謝を低下させる原因となるため、十分な睡眠を取ることが大切です。
7~9時間の質の良い睡眠を確保するようにしましょう。
筋トレで筋肉を鍛えて、回復のために質の高い睡眠を心がけることで効率良く基礎代謝を上げられます。
2.[活動代謝について]
活動代謝上げる主な方法は2つあります。
・筋トレや有酸素運動をする
筋トレでは多くのエネルギーを消費します。
特に大きな筋肉を動かすことで効率良くエネルギーを消費できます。
また、運動量(どれくらいのカロリーを消費するか)は重さと時間に影響を受けます。
できるだけ重さを使ったトレーニングを適度な時間行うことで、より大きな運動量を生むことができます。
ただし、フォームが崩れるような無理なトレーニングは怪我に繋がるの注意しましょう。
・毎食タンパク質を摂取する
タンパク質を消化吸収する際にエネルギーが使われます。
特にタンパク質はエネルギー消費が大きく、一時的に代謝が上がります。
詳しくは下記で説明しております。
3.[食事誘発性熱産生について]
人は食事を消化吸収する際にもエネルギーを必要とします。
三大栄養素(タンパク質、脂質、炭水化物)によって消化吸収する際に使われるエネルギー量は異なります。
栄養素別消費カロリー↓
・タンパク質
タンパク質は消化吸収に多くのエネルギー消費します。
摂取後に消費されるエネルギーは約20〜30%です。
例えば、100kcalのタンパク質を摂取すると、約20〜30kcalが消化吸収で消費されます。
・脂質
脂質は消化が比較的効率的で、約2〜3%です。
例えば、100kcalの脂質を摂取すると、約2〜3kcalが消化吸収で消費されます。
・炭水化物
炭水化物も比較的低めで、約5〜10%です。
100kcalの炭水化物を摂取すると、約5〜10kcalが消化吸収で消費されます。
三大栄養素の中でもタンパク質はカロリーが低い上に消化吸収される際のカロリー消費も多いことから、ダイエットに適した栄養素と言えます。
また、筋トレによって筋肉が破壊されると、その修復には新たなタンパク質が必要となります。
ダイエット中に筋トレをしている場合は、意識してタンパク質を摂るようにしましょう。
その他にもタンパク質には大切な役割があります↓
・筋分解の防止
筋分解は、筋肉が破壊されてアミノ酸が放出されることによって起こります。
過度な運動やストレス、栄養不足などが原因となり、身体はエネルギーを求めて筋肉を分解することがあります。
タンパク質を必要量適切な時間に摂ることで、血中アミノ酸濃度が高くなり筋肉の分解を防げます。
・ホルモンの合成
・健康的な皮膚、髪、爪などの維持向上
これらのようにタンパク質は身体に多くの好影響を及ぼします。
食事制限によるタンパク質不足には気をつけましょう。
③.【睡眠と休養~痩せるために重要な3つの条件~】

睡眠、休養とダイエットの関係は以下の通りです。
・代謝の改善
十分な睡眠や休養をとることでホルモンバランスが整い、身体の代謝を正常に保ちます。
自身の生活リズムに合わせて、適切な休息をとることが大切です。
・筋肉量を増やす
十分な睡眠や休養ががとれていないと、筋トレで筋肉が破壊されても回復されず、筋肉量が増えづらくなります。
また、筋肉痛の治りが遅くなることによって、トレーニングの質や頻度が落ちることも考えられます。
筋肉量を増やすためにも、自身の身体と相談しながら十分な睡眠や休息をとりましょう。
十分な睡眠が取れているのにも関わらず普段に比べて朝起きるのが怠く感じたら、一日思い切りリフレッシュする日をつくるのも良い手段です。
・ストレスの低減
睡眠や休息はストレスホルモンの分泌を抑える働きがあります。
過度にストレスが溜まると過食や食欲の乱れを引き起こし、ダイエットの妨げになります。
十分な睡眠や休養はストレスを軽減し、メンタル面でダイエット継続をサポートします。
・食欲のコントロール
十分な睡眠や休養がとれていない日が続くとホルモンバランスが乱れて食欲が増加します。
ダイエット中に食欲が大きなるのは当たり前ですが、何度もリバウンドを繰り返してしまう方は睡眠と休養がしっかりとれているか今一度確認しましょう。
・活動代謝の低下
睡眠、休養不足は活動レベルが低下します。
疲労が溜まり切った身体は思うように動かず、必然的に活動代謝が低下して痩せづらくなります。
その状態から更に無理をして身体を動かすと怪我をしたり、体調を崩すリスクが高くなります。
【まとめ】

痩せるために重要な3つの条件は
①カロリーコントロール
②筋トレ
③睡眠と休養
最後までご覧いただきありがとうございました。
今回は、私が考える重要視すべき3つの条件を紹介しました。
まずは、これら3つの条件を意識してダイエットを進めるのがオススメです。
ただし、何事もやりすぎには注意です。
カロリーコントロールや筋トレが過度になると身体を壊しますし、睡眠と休養をとりすぎても脂肪は減りません。
自分の身体と相談をしながら”3つをバランスよく行う”ことを心がけましょう。
【ワンポイントアドバイス】
ダイエットに慣れてきたら、運動と食事と体調を記録するとよりダイエットがより上手く進むようになります。